屋久杉の環境、生息地、歴史

縄文杉の写真

◆屋久杉の生息地

屋久杉は鹿児島市から南西133kmの洋上に浮かぶ周囲105kmの孤島、屋久島にあります。 屋久島では、樹齢千年以上の杉を屋久杉と呼び、昭和29年には特別天然記念物に指定されました。 屋久杉が生息する屋久島は熱帯性気候と年間降雨量1万mmという多雨に恵まれる急竣な花崗岩質の地形で、また台風の常襲地帯です。 標高1,000m以上の山々が30近く連なり、そこには原生林が広がっています。 屋久杉はそういう環境の中に生息しています。

地図

◆屋久杉は長寿

縄文杉は大きいものは高さが25.3m、太さが14.6mあり、現在確認されている中で最大と言われています。

屋久杉は長命で、2千年を越える巨木です。

栄養が乏しい花崗岩の山地に育つため、たいへん成長が遅いです。 そのため、材質が緻蜜で樹脂分が多く、腐りにくいので長生きすると考えられています。

屋久杉の歴史

◆屋久杉の活躍は安土・桃山時代以降

屋久杉の歴史

屋久杉は神木としてあがめられ、伐採される事は殆どなかったようです。 屋久杉が歴史の表舞台に現れたのは戦国時代、豊臣秀吉によって家都方広寺の大化殿を建立したとき、屋久島の屋久杉を使用したと記述が残っています。 その後、江戸時代・明治・大正時代から建物の天井裏や茶室などに使用されたようです。 戦後、屋久杉の伐採がピークを迎え、その後屋久杉の伐採は禁止となりました。 現在の工芸品に使用されている屋久杉は、屋久杉の倒木や、流木等を使用して作られています。